ぱーすです。
今回は海上自衛隊と陸上自衛隊に配備されているMQ-8Bを制作しました。(2023年3月完成)
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当然のごとく本邦にMQ-8Bは配備されていませんね?
キットはこちら
まさかのタコムから出ました。しかもAFVメインのメーカーなので1/35・1+1つまり2機入りという狂気の新商品です。
ということで2機組まないと積みが減らない仕様なら2機組んでやるよという企画です。
...ちなみに武装とローター折りたたみパーツ付きの1機入りverが今度出るようで。
初版を買ったやつの屍のおかげでできている。
さて、組むとこんな感じです。
無人機なのでコックピットも無く、インテークも隠れているので驚異的な組みやすさです。何も書くこと無い。
機首のカメラ部のみ可動式に改造しています。ハイキューパーツの穴あきネオジム磁石を仕込んで真鍮軸をつけるだけの簡単な改造です。
機体本体とつながるパイブ状のパーツがありますが、サイズがおかしく接着する場所に困るので今回はみなかったことに。
今回の一番やりたかったこと、自作デカールです。
というのも有名なアルプスのマイクロドライプリンタMD-5500を導入する機会に恵まれたのでこれはやれることが増えるぞ!(やらないといけないこととも言う)ということでデカールをコーション含めて制作することに。
護衛艦のロゴマークは公式の画像から、レーザーの警告表示は拾い画像から、その他の文字や図形系はパワポで作り出力したもの等などでそれっぽくなるように。
塗装したものに実際に貼るとこんな感じに。印刷の保護にマイクロスケール のリキッド デカールフィルムを塗ったりしているので少し厚めになりデカール台紙も薄さに限界があるので少し浮く結果に。あとグレーもどうしても網目が出てしまうがまぁなんとか見れるものに。
ちなみにこちらは海自ver、グレーはC338にC337を足したもの、白はシンプルにGX1で塗装しています。2色迷彩は楽でよい。日の丸はいつもの紅色で。
こちらは陸自ver、緑色はクレオスとタミヤの陸自緑を1:1で混ぜたもので塗っています。茶色はクレオスの陸軍カーキとタミヤの陸自茶を1:1で混ぜてたものです。黒はガイアカラーのタクティカル レーベルのNATOブラックです。
下面のグレーは海自と同じでレドームはC376レドームグレーと分けていますが結局ほぼ変化無しという結果に。
そんなこんなで完成です。
まずは海自ver
戦場偵察・レーザー目標指示を担当するUAVとしてもがみ型・いずも型等に積まれるようになったという感じです。みくまのロゴマークが差し色になって良い感じに。
現状の艦載ヘリ運用とは違ってあくまで各艦のセンサーの延長線にあるものなので飛行隊ではなく各艦とセット運用が前提になっている、という都合のいい設定で護衛艦のロゴマークを入れています。訓練用に搭載されている用廃機にロゴマークがついてるのが好きなので。
もがみ型ではCICがかなり未来的なシステムになっているので、そのどこかの席の一つでゲーム機のコントローラーとかで操縦してたりしてて欲しいですね。
左右非対称で片側だけに排気管があるのが個人的にツボ。実機だとこちら側にも小インテークが沢山ありますが好みでなしに。
スキッドは甲板の滑り止めに当たって削れてて欲しいという気持ちのチッピング。
機首センサーは偏光フィニッシュを貼ったり。センサー部にレーザー注意表示があるだけでテンションが上がる。
機体下部にある突起はもともとはハープーン・グリッド・システムというヨーロッパ各国のフリゲート向け着艦拘束装置になっていましたが、米海軍及び海自ではベアトラップと呼ばれるRASTシステムになっています。ということでSH-60を参考にプローブ形状を変更.......しましたが、冷静に考えるとスキッド式の降着装置なので干渉するので使えないですね。
UHF/VHFアンテナはSH-60Jを参考に小型タイプに。凸リベットが効いててよき。
テールローターは差し色で赤を入れたのでロービジグレーに良く映えますね。
このくらいのサイズならデカールの網目もまだマシに見えます。
次は陸自ver
無人偵察機システム(FFRS)の後継として偵察・レーザー目標指示・着弾観測etc 何でもやります万能UAVとして配備された想定です。本家MQ-8も元々は米陸軍向けがスタートなのでもう少し陸自が無人機に積極的であれば....?
こちらは陸上運用なので着艦拘束装置はオミットしています。
海自verは英語コーション、陸自は日本語混じりコーションという感じに。
光沢トップコート吹きが甘くてデカールがシルバリングしまくりですが、FFRS実機もシルバリングしまくりなのでリスペクトということに(言い訳)
UHF/VHFアンテナは海自から1つ減らした構成に。ローターも陸自では黒一色なので地味めです。
FFRSでは2色迷彩と下面グレーですがヘリ系は3色迷彩と違った構成になっているので、MQ-8Bでは間を取った3色迷彩と下面グレーに。迷彩構成の基準はよくわからないですね。
機首部はC376レドームグレーで塗ったので多分何らかのレーダーかセンサーが入ってて欲しいなぁという雑な考えです。
いかがでしたか?
というわけでMQ-8Bコンボでした。かなりマニアックなUAVが良質なキットで出る良い時代になりましたね。
米本国では地味なロービジグレーのみなので遊べる本邦は楽しい。洋上迷彩救難仕様や森林三色迷彩で偵察仕様といったネタもできそうなので誰か形にして欲しいですね。
タコムにはこれからもUAV系を出してもらいたい。MQ-8Cとかシーガーディアンとか。
ではでは