1/144 P-3C 海上自衛隊
ぱーすです
今回は海上自衛隊の対潜哨戒機 P-3Cを製作しました。(2021年3月完成)
キットはこちら
かつてLSから発売されていたキットがマイクロエース(アリイ)より再販されたキットです。(説明がややこしい)
このパッケージではデカールがカルトグラフ製になっており、さらに箱絵の仕様以外におまけとしてロービジ仕様のものが付属しています。今回はロービジ仕様の最新仕様にしていきます。
さて、このキットには「風防周りが似てない」という難点があります。
というのも正面風防の分割がP-3Cでは3枚構成ですがこのキットでは"2枚構成の形状に無理やりモールドを足して3枚構成"となっており、P-3Cの原型機L-188エレクトラ(2枚構成)を参考にしたからなのではと推測されています。
ということで今回はcottontail.jp製の風防修正レジンパーツを使用して適切な形状に変更しています。
精度は十分なので機首との接着部をイージーサンディング瞬間接着剤で埋めて均すだけで完璧な機首が手に入ります。
ベテランキットでありながら凹モールドも(少し太めに)しっかりしており、合いも良い感じにすぐ組むことが出来ます。エンジン部も接着面を均せばパテなしできれいに組むことも可能です。
主翼下パイロンは片側3個ずつありますが、どうも海自では一番外側は装備していないようなので切り落としています。また、選択式の胴体下パイロンは今回はすべて装備なしにしています。
本体の加工はここまで
全体に黒サフを吹いて窓をマスキングしています。窓を黒で表現するのはギリギリ1/144なら行けそうなので。
こんな感じに。このあとに光沢具合を変えたり、丸窓には透明UVレジンを盛っています。
機体の塗装は指定通りのC315グレーFS16440に白を足しています。光線具合でグレーにも白にも見えるのでその中間をイメージしています。レドームは無難にC306です。
キット付属デカールでは滑り止め部の色がC315とほぼ同じで目立たないので、マスキングをして濃い目イメージでC305を吹いたあとに
上から機体色を軽くかぶせることで馴染ませています。風防前のアンチグレアも同じように塗装しています。
NOSTEPデカールを切り出して貼ったあとに黒いラインをモールドに合わせて、コピックマルチライナーの0.03で書いています。
プロペラもC305+機体色で塗ったりマスキングしてサクッと。(書くことがない)
そんなこんなで完成です
機首にそこそこのおもりを詰めたので尻もち回避に成功しています。
ソノブイ部は墨入れで穴を表現しています。ソノブイナンバーなどのデカールは分割して貼っています。
スミ入れはせずにエンジン排気口と機首のAPU排気口のみ汚しています。
沖縄の第5航空隊所属の5071に。飛行隊番号は入っていないので、アシタのデカールのF-15J用の機番から流用しています。
キットには胴体上面のSATCOMアンテナや不審船対策の防御装置関係は入っていないので作れるのは未改修のアップデートⅢ相当までです。
尻の黒いラインはここでもコピックマルチライナーで書いています。
いかがでしたか?????
72でもロービジ仕様のキットは定番になく再販もないので揃えにくいので、手頃なサイズで手元におけるのは良いですね。再販してくれ。技MIXも無塗装キットで再販してくれ。
なかなかマイクロエース(LS)を作っている人は居ないので参考になればイイな......
ではでは
これは前回の対潜哨戒機