1/72 F-16D "ブラキート" イスラエル空軍
ぱーすです。
今回はイスラエル空軍のF-16D"ブラキート"を製作しました。(2021年3月完成)
使用したキットはこちら
ドイツレベルのF-16Bをベースに
ハセガワのポーランド空軍 F-16Dからドラッグシュート付きドーサルスパインや小物類を使用しています。
ハセガワのキットではBlock52アドバンスド仕様のみ製品化されていますが、実はパーツ自体はイスラエル及びシンガポールのBlock40/52に対応した形状になっており、変更点となる給気口を切り取ることでアドバンスド仕様にする指示となっています。
今回はこれを利用して、キット化されていないブラキートをこしらえるという話です。
まずは過去にドイツレベルのF-16の投稿と同じように、サクサク組んでリベットを追加しています。
この時の写真ではほとんど見えませんが、インテークの内側の作りが甘く特にF110エンジン搭載機用のMCIDインテークは合いも悪いのがドイツレベルの惜しい点です。
ということで今回はハセガワのインテークを加工して組み合わせています。少し削って分割をあわせ、干渉する部分を削る程度で装着することができました。
(理想はタミヤから流用するのが良いのかもしれない)
それから機体後部下の大型給気口(?)はプラ版を組み合わせて追加しています。
その他のアンテナ類はハセガワの追加ランナーで使用しない扱いになっていたりするものからそのまま使えます。
イスラエルのF-16D特有の装備としてGBU-15v2を装備しているパターンがあるので、GWHのF-15EとF-15Iからデータリンクポッドと一緒に持ってきています。
なおこのGBU-15v2、確認できる限り1/72のプラ製キットはこのGWHのF-15E系が初でありかつ唯一の立体化です。そして1本しか付属していないので両翼に吊るそうと思うとそれだけのために2キット必要です。ブルジョワモデリング。
塗装パターンも色々存在するため、先端のみ銀塗装のマスキングがしやすい塗り分けにしています。
装備すると後翼が翼と干渉する長さなので、実機ではアダプターを噛ませているようですがただでさえ資料の少ない装備パターンなのでアダプター形状まではわからないので、今回は仕方なくプラ版を切って噛ます簡易構造に。
そんなこんなで飛んで塗装とデカール貼りまで。ウォークラインはデカールと色を合わせてマスキング塗装しています。
迷彩については色指定通りにブラウンC310とサンドC313を塗装していますが、グリーンに関してはC312と314を1:1で混ぜて、白を少し足したりガンダムカラーのザクグリーンを少し足したりして調整した色を使用しています。
秘伝のタレ的なレシピになってしまっているので自分でもどう混ぜればいいか怪しい色。
C313に関しては少し明るめに見えるので、上から薄くC310を重ねて落ち着いた色味にしています。レドームは以前のバラク同様ニュートラルグレーC13です。
デカールにはエアロマスターの古いイスラエルF-16C/Dセットを使用していますが、なぜかスコーピオンマークのみ1/48サイズというやらかしが塗装後に発覚するという罠が。
迷彩の塗り分けが他の飛行隊とは違うので塗り直す羽目に。
そんなこんなで完成です。
どうしてもパーツの無いエンジン脇のアンテナ撤去後や機首アンテナ横の補強版などはプラペーパーからでっち上げています。
AN/AAQ-28はハセガワのウェポンセットから。AIM-9Lも付属のものではなくファインモールドの空自ミサイルセットのものです。
キャノピーがどうにも前後左右が合わず、一回り小さい気がするので諦めています。
ハセガワから流用したインテークはこんな感じに。特に違和感なく仕上がりました。
主脚扉もハセガワ製ですが、その他はドイツレベルのものを調整して使用しています。
部隊は前回のバラクと同じ第101飛行隊です。なお2004年頃から複座型は第105飛行隊に集中配備になったようで現在はこの部隊にブラキートはいないとか。
最近ではGBU-15はスパイス2000やデリラ巡航ミサイルに置き換わっているようなので、90年代頃の装備イメージです。
いかがでしたか？
ついにイスラエルF-16が3機になりました。ここまで来ると原発キルマークのA型や標準グレー塗装の中古B型辺りも並べて見たくなりますね。(デカールは確保済みなのでね...)
ではでは
