1/48 F-2 "F-16XLベース案" 航空自衛隊
ぱーすです。
ん?
というわけで今回はF-16XLベースのF-2です。
F-2らしさを出して行く必要があるのでまずはキャノピーの分割変更です。
キャノピーは前部と中央部はハセガワから、後部はF-16XLのをそのままでミックスしています。意外にもキャノピー横幅はぴったりだったので主な作業は前部をあわせる作業になります。
ハセガワのF-2から切り出したパーツをF-16XLに移植して、イージーサンディングを盛ってひたすら削るのを繰り返してバランスをあわせています。
表面処理をして、IFFアンテナやライトニングストリップを追加して整えるとそれだけでかなりF-2みが出てきます。
合わせ目が胴体横にガッツリ入る上下2パーツ構成なのでモールドで分割すると作業しやすくなります。(後部は後部で後々修正や調整するところが多いので)
エンジンはF-2と同じくF110エンジンに。
F-16XLキットではF100エンジンのみ、複座型F-16XLにはF110ノズルは付属していますがエンジンベイ形状はF100のままなので手を入れる必要があります。なのでF-2から流用しています。
F-16XLとは胴体下部のラインが変わるのでそのままでは合わないので、スペーサーをプラ材で作りつつラインに合わせています。
裏側はほとんど見えませんがAAMベイは今回は完全に埋めています。
というのもこのベイ、フィンのサイズ的にAIM-120しか搭載できないようなので、AIM-7の搭載が想定されてたFS-X基準では意味がなさそうで。胴体構造の見直しで設計変更で消えたとかそういうことに。
垂直尾翼はもちろんF-2のドラッグシュート装備型に。エレボンは下げ状態に。それからフォーメーションライト部としてプラペーパーで台座を作っています。
そんなこんなで形を整えて塗装です。
先にウォークウェイライン部をガルグレー系で適当に吹いてマスキングをして、薄いブルーは定番のC374シャロウオーシャンブルーに濃い方のC375ディープオーシャンブルーを足して、好みの色味にしたものを吹いています。
今回は48なのでマスキングを省略してアウトラインを先に筆で描いてから内側に吹いていく方式で塗装しています。このラインが厚めになると後々線が目立つのが今回の反省点です。
濃いほうのブルーC375を吹くとこんな感じに。
実機と同じく光線の具合で色が変化するのが一つ上の写真と最初の写真とでよく分かります。
パイロンにはネオジム磁石を軸として埋め込んでいるので色々換装できるように。
結局AAM-4は面倒で作りませんでしたが......
F-16XLは胴体下にフィンが無いので、F-2のタービンラインは使い回せないのでハセガワの赤色フィニッシュを切り出しています。大変よい色味と馴染み具合です。
デカールはプラッツのコーションセットを使用しています。
最後に放電索を歯ブラシの毛を切って塗ったもので再現しています。
そんなこんなで完成です。
ASM-2×2、AAM-3×2、増槽の普通の訓練装備という感じで。
元ネタとしてはアメリカ側で当時提案されたプランに"SX-1”としてF-16XLを参考にする話があったことや、渡米した調査チームが実機を見学したといった話があったようでそのあたりを。実際はみなさんが知っているように、F-16をそのまま拡大化したアジャイルファルコン案がベースになりました。
増槽は好みで通常の370gal増槽にしています。
機内燃料がF-16からF-16XLで1.8倍ほどに増えているので欲張って600gal増槽にすると他のパイロンと干渉を起こしそうな。
胴体が延長されているので背部の細かいコーションをやりくりするのが大変でした。
尾翼のパンサーは48用が手に入らなかったので、72のT-4付属のものを使用しています。本来はもう一回り小さいのですが、これはこれでワンポイントになるので良いサイズ感かと。
パイロンにネオジム磁石を埋め込んでいるので片側にASM-2を集中させてASM-2×4っぽくもできます。
こんな具合に主翼拡大の割にはASM×2と増槽の同時搭載には無理そうなので選ばれなかったのも納得できます。
いかがでしたか???????
ということで F-2 "F-16XLベース案"略してF-2XLでした。F-16XLは速度性能を犠牲にして安定性や搭載量を増やした形でしたがF-2だとそこら辺がどうなったのか気になりますね。
スカンクモデルのXLはなかなかアレなキットだったので72でどこかが出した時にもう一度やりたいネタですね
ではでは