1/72 MIG-1.44 "デジタルフラットパック" ウクライナ空軍
ぱーすです
デジタル迷彩で有名なウクライナ空軍の主力機のMIG-1.44を製作しました。
「え?MIG-1.44は量産されてない?」
「ウクライナ空軍がSu-27とMIG-29の後継として採用したのに知らない??」
「RIAT2020でもソロでバリバリ飛んでたのに???」
またまた~ご冗談を(猫のAA)
ということで今回は架空機です。
キットはこちら
1/72ではズベズダしかキット化してないので当然ズベズダです。
2004年発売とそこそこ新しいので合いと分割についてはそこそこ良かったりします。
合いは良いのですがピッタシというわけでは無いので、タミヤパテを盛るぐらいで修正しています。機首周りはモールドを完全に変えているのでついでに盛っておきました。
既に一つ前でも変化していますが給油プローブを追加しています。MIG-1.44が活躍するゲームといえばAC5なので、PS4版AC5のきれいな画面を参考にプラ棒をぶち込んでいます。
それから実際の試作機ではおそらくレドームにレーダー未搭載なので、彫り直してMIG-29クラスのレーダーは積めそうなサイズに。
そんなこんなで機首と同じように機体全体のモールドを埋めたり追加したりしつつ.....
リベットをバチバチに決めています。ソ連機なので少しオーバー目にしています。
下面はモデルカステンのフランカーブルー(1)、上面全体にC323に白と青を少し足した色を吹いてからデジタル迷彩をしていきます。アホみたいにマスキングテープを切り出してドット一つずつ貼っています。
デジタルウクライナ迷彩は実は濃い青とグレーが重ならずに分かれているのでマスキングの回数自体は1回+αで済みます。
いきなり飛んでますが、マスキングを剥がしてデカールを貼り終わっています。
濃い青はC65をベースにC110やらC323を足したりしています(行き当たりばったりレシピ)、薄いグレーは空自洋上迷彩セットのレドームグレー、濃いグレーはC13です。
このあたりで某ドルマスター某イニーカラーズのゲーム内イベント「天塵」が始まり、感情が爆発していたこともあり、若干テーマカラーみがあるなぁ....とか考えながら調色して塗ってたりします。ロゴの"o"の中とかウクライナ迷彩色じゃん....
武装についてはズベズダのSU-30SMからミサイルを、パイロンはトランペッターのJ-11からそれぞれ流用しています。武装山盛りキットはありがたい.....
R-27は長さからおそらくアクティブレーダー誘導のR-27AEなのでR-77と被りそうなので今回はR-77の方をナシに。塗装はR-27の方が大変(黒い部分)でしたので少し後悔しています。
そんなこんなで1月以上掛かって完成したのがこちら
RIATでよくデジタルフランカーがこんな感じのデモフライトしてるのよく見るよねという空撮。
(支えのアクションベースをPhotoShopで消しています。)
今回のコンセプトは「第5世代ではなく第4.5世代として実現した仕様」ということでステルス性は気にしないゴテゴテめにしています。
MIG-1.44が開発されたMFI計画は「F-22となる米のATF計画に対抗するため」ですが、時期的には欧州のユーロファイター、仏のラファール、日のF-2あたりが同期では....?
同じMFI計画のSu-47も同じように機動性重視・低RCS形状・カナード付きあたりが共通して第4.5世代機の特徴を持っているのでは......?
ということでそっち側に寄せた仕様にしています。
汚しのしようがないのでモールドとリベットの主張を強めにしたのが効いたので満足です。変化をつけるために動翼を切り離して降ろしています。
第4.5世代機(ロシアでは第4++世代機とも)のSU-35SとMIG-29Mあたりを参考にIRSTと給油プローブとセンサー類などを追加しています。
レドームは大型化していますが、断面が楕円形状なのでフランカークラスの大型レーダーは積めないのでは.....?という疑問。
パイロットは定番のズベズダ共通ランナーからです。
実際の試作機ではカナード翼が大きめでドッグトゥースが付いていますが、違和感がすごいのでガッツリ削って一回り小さくしています。インテークとの配置が似ているタイフーンに似せています。
カナードにドッグトゥース付いた例が他に無いけど意味あるのだろうか....
裏返すとこんな感じ。こちらもAC5を参考に機銃を追加しています。ゲームではステルス性重視で収納式のような形でしたが、色的に面白いのでフランカーシリーズと似たようなデザインにしています。
(この配置だと発射時のガス吸い込んでフレームアウトしそうではあるが気にしない)
デカールはウクライナ空軍関係はICMのMIG-29とBegemotのフランカーセット1、コーションはハセガワのSu-27と、MIG-31の時にも使用したエデュアルドのMIG-21用を使用しています。エデュアルドのデカール安くて多くてありがたい....
設定としては、
~ソ連崩壊までにMFI計画が進み50機ほど生産したところで、「やっぱ既存機の改修で行くわ」となって不要になったり、ウクライナ領に少数配備されてたのを気に入って爆撃機の返却時に交換で全機ウクライナに引き渡されていたり~
といったことを想定しています。旧ソ連あんまり知らないマンなのでガバガバ設定です。
Su-27とMIG-29からあんまり進化していないのに既存のコンポーネント捨てた新型ってどうなの....というツッコミも、ウクライナのみ配備ならまだ行けそうだなって。
いかがでしたか???????????????????
ということでデジタルフランカーならぬデジタルフラットパックでした。
きちんと磨けば光る原石みたいな機体でしたね1.44くん。
MIG-1.44という名前も量産化されてたらどうなっていたんでしょうかね.....
Twitterの方でもロシア・ウクライナ方面に結構ウケてたので満足です。
ではでは